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沈金であそぶ作家

沈金というのは漆の加飾法の一つ。ピカピカに磨かれた漆面に沈金刀という刃物で点や線を彫り、その中に金粉や金箔を埋め込みます。つまり、金色に見えているところは彫ってあるところということです。

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鳥毛清さんという作家は、絵を描くのが大好きな人です。特に動物の表現は絶妙。毛並みの軟らかさや目の鋭さなど鉛筆だって表現できないくらい。

ご本人によれば、それぞれの動物の持つ性格、周りの空気感も表しているのだとか。イグアナの滑っとした感じ(漆の題材にイグアナなんか使うところがこの人らしい!)、ヒョウの緊迫した感じ、など、まさにそのとおり!

鳥毛さんもまた、前回の箱瀬さんと同じように、制作を楽しんでいます。奇しくも同じ還暦!ということで、私はよけい親近感を覚えます。そのくらいの年になると、人間、自由になれるんでしょうか……。
鳥毛さんは、沈金という技法にこだわらず、ご自分の好きなものを表現しています。表現するとき、その素材がたまたま漆や金だったということのようです。

会場で、ぜひ本物を見て、そして制作裏話を聞いてください。一つ一つの作品に物語があります。
銀座・和光ホールで。12月13日(日曜)まで。
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by yasano0828 | 2015-12-05 18:59 | Comments(2)
Commented by tamayam2 at 2015-12-05 19:15
足がよければうかがいたいですが。年内は無理です。
おもしろい技法ですね。
Commented by yasano0828 at 2015-12-05 19:52
沈金は、結構、重箱とかお椀に使われているんですよ。でも、このように芸術的に仕上げている人は珍しいです。tamayam2さん、きっと猫に惚れますよ! 実にいろんな猫がいました。
早く治ってください~~。